一条工務店ブリアールは全館床暖房完備。となるとおこる問題は、ただでさえ乾燥しがちな部屋が床暖房でさらに乾燥してしまうということ。
乾燥しすぎるとノドがイガイガして嫌ですよね。実は身体だけでなく、オウチも乾燥のしすぎはNG。柱のひび割れの原因になったりするそうです。かといって加湿のしすぎもカビの原因になってしまいます。
実際に住んでみて、一条工務店ブリアールの乾燥状態はどんなものなのか、そして我が家で使っている加湿器の紹介をしていこうと思います。
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実際に住んでみて、このくらい乾燥します。
床暖房 | 室温 | 湿度 | |
3月 | 日中21℃(セーブ) 夜間21℃(通常) |
19.3 | 加湿器あり…65% |
8月 | なし | 27.3℃ | 加湿器なし…63% |
10月 | なし | 19.8℃(換気中) 23.4℃(閉め切り) |
加湿器なし…38%(換気中) 加湿器なし…52%(閉め切り) 加湿器あり…63% |
11月 | 日中25℃(通常) 夜間30℃(通常) |
23.0℃ | 加湿器なし…43%(閉め切り) 加湿器あり…59% |
室内の快適な湿度は、40~60%ほど。でも体感だと55~60%くらいが快適かなと思います。私は手荒れが酷いほうなので40%台だと手のひらが乾燥するー!!ってなってしまうかな。
一条のオウチは乾燥しやすい…とのことだったので、夏も乾燥するのかなと入居前は心配だったのですが、さすがに梅雨→夏は乾燥を感じませんでした。逆に湿度が70%くらいになったのでエアコンをドライモードに切り替えたくらい。
外が乾燥してくるにつれ、家の中も乾燥していくようです。しかし家を閉め切ると、さすが高断熱高気密の家。部屋干しのお洗濯の湿度、やかんからの湿度…と水分もしっかり閉じ込めてくれるようで何もしなくても湿度は少しあがります。
しかしやはり床暖房をつけると家全体が乾燥しがち。床暖房の設定温度が高いほど乾燥するようです。
加湿器はデザインで選びました
加湿器はサブリエウッドの超音波式加湿器。みなさん結構どういう性能で…と気にされるようなんですが、私はまず『好きなデザインか』を1番気にしました。
好きなデザインで部屋の湿度があがればそれで良いかなっと、雑貨屋さんでひとめぼれしたこちらの加湿器を楽天市場さんでお迎えしました(ネットのほうが安かった)
加湿器って電機屋さんで買うイメージだったので、前使っていたのは電気屋さんで『かわいくないなー』と思いながら無難なものを購入したのですが、雑貨屋さんやインテリアショップにも置いてあるのですね。こちらはデザインが凝ったものが多いので、こういったショップをのぞいてみるのもオススメです。
サブリエウッドで全館加湿できました。
加湿器は図面のピンクの位置、ちょうどLDの中心にくるように置きました。
加湿器のすぐ裏側は吹き抜けと階段があるので、1階だけでなく2階のほうも加湿できるようで、我が家ではこの1台をつけておけば特に問題ありません。
室温 | 湿度 | |
1階:LDK | 23.0℃ | 58% |
2階南:寝室 (ドアを開けた状態) |
22.9℃ | 62% |
2階北:子ども部屋 (ドアを閉めた状態) |
21.0℃ | 61% |
実際このように2階もきちんと加湿できています。(床暖房設定:全館25℃/夜間30℃)ドアは閉めっぱなしでも湿った空気はちゃんと循環するようです。
一条工務店さんのオウチは高気密なので、湿度が逃げにくいこと。大きな吹き抜けがあるので湿った空気が2階にも行きわたりやすいことが良かったようです。
(*)洗濯物は室内干しで、1階洗面所と2階寝室に干しています。
(*)お風呂に入ったあと、扉を開けて乾燥させています(お湯は流してしまいます)
サブリエウッド アロマ超音波式加湿器の使い勝手は
・デザイン
直径約17㎝、高さ約80㎝のスリムなデザインです。
我が家は床の色にあわせてプレーンの木目柄を選びました。木目柄は他にも2種類、白・黒・青などの単色デザインもあります。
高い位置から蒸気を出すことによって、より広く効果的に加湿できるそうです。
アロマ機能つきなので、アロマディヒューザーの役割もはたしてくれます。さすがに2階の部屋まではにおいませんが、1階はじゅうぶん良い香りに包まれます。
・スリムだけれど、倒れにくい
スリムなデザインなので転倒が心配ですが、底にしっかりとした滑り止めがついています。また給水タンクが底にあるので、水の重さで倒れにくくなっています。つかまり立ちをするお子さんがいるご家庭では注意が必要ですが、ちょっと身体が当たったくらいでは位置がずれたりひっくり返る心配はいりません。
また、万が一転倒した場合は電源が自動的に切れるようになっています。写真右(↑)くらいの傾きで運転が停止しました。
(*)滑り止めが効かなくなるので、絨毯やラグの上では使用しないでください。
・超音波式加湿器
超音波式なので、電源をいれると白い煙がでます。熱くはないのでさわっても大丈夫。3段階の強さと、5時間で運転が切れるおやすみモードがあります。
モードにもよりますが、かなりの高さまで水蒸気がとどくので壁からは50センチほど離して使うことが推奨されています。50センチってけっこうな距離があるので、お部屋のどの位置に置くか(設計段階の方はコンセント位置、家具の位置など)確認しておくと良いと思います。
……そうはいっても今メジャーで測ったら壁から35センチの位置に置いていました。特に問題ないです(個人の感想です)これ以上離したらちょっと邪魔だ。
・音について
運転時はけっこう『音』がすると思います。デザイン的に細長い筒のなかを風がとおりぬけるので、『強』モードのときはかなりゴー―っと音がします。おやすみモードでも機械の運転する音がするので、静か―なところでないと眠れない方は寝室に置かないほうがいいと思います。
我が家は1階の吹き抜けのすぐ下に置いてありますが、さすがに2階の寝室のドアを閉めていれば音は気になりません。
・リモコン付き
リモコンがついています。(あまり使うことがありません…)リモコンだと2時間タイマーが設定できます。
本体裏の下あたりにリモコン収納部がついています。夏など使わない時期はここに収納しておくとなくさないで良いですね。ぎゅっと押し込むとカチっと収納され、もう1度押すとリモコンが写真右のように飛び出します。
・本体スイッチ
本体のスイッチは下についています。ボタンを押すごとにON=弱→中→強→おやすみ→OFFになります。チャイルドロックはついていないので、小さいお子さんがいるお家は注意です(うちの子もよくボタンおして遊ぼうとするので…)
・給水の仕方
写真(↑)のように、上のカバーを取り外します。給水タンクは半透明。中の水の量も一目でわかります。
黄色いハンドルをもって(写真左↑)給水タンクをひきあげます。
このとき給水タンクの底から水が滴りおちるので、ふきんや雑巾をもっておくと床がぬれません。
本体底にたまった水も、給水ごとにすてて拭き取ると衛生的です。
この水を捨てる際は、『警告』の矢印の方向に捨てましょう。
(*)お手入れの際はコンセントからプラグをぬきましょう。
・給水とカビ対策
給水口のフタはちょっとかたいです(でもこれはどの加湿器もかたい気がする)
水は2.5リットル入ります。
給水ごとに中をよくすすいだり、水道水をきちんと使っていても、菌の繁殖や衛生状況が気になりますよね。
我が家では加湿器用のヨウ素除菌剤をいれています。フェリシモさんでお迎えしたこちらは、3~5ℓ用で、繰り返し1か月つかえます。
写真のように(↑)●の印をあわせてはめこめば準備完了です。
1回の給水でどのくらい持つの?
正確に測ったことはないのですが、『強』運転で5時間くらい、『おやすみモード』で一晩くらいかなと思います。よっぽど『強』モードで運転していないかぎり、毎日使っても給水は1日に1回あるかないかですみます。
実際の運転時間は?
部屋の湿度が41%になったところで、運転モード『強』で加湿をはじめました。
2時間後くらいには湿度が55%くらいになっていたと思います。そのままあと2時間ほど『強』モードで運転し、湿度が60%くらいになったところで『おやすみモード』に切り替えて自動で電源が切れるまで運転していました。
就寝時
(電源off) |
1日目
朝 |
1日目
夕方 |
1日目
夜 |
2日目
朝 |
2日目
朝(換気) |
|
室内温度温度 (床暖房全館25℃/夜30℃) |
22.6℃
(床暖2日目 |
24.3℃
(床暖3日目 |
24.6℃ | 23.4℃ | 24.8℃ | 24.6℃ |
湿度 | 62% | 55% | 50% | 52% | 52% | 48% |
加湿器を切ってからの湿度の移り変わりです。夜から朝にかけては、窓やドアの開け閉めがないので温度はあがりやすいですが、やはり湿度はさがりぎみです。
1日目は家族で1日おでかけしていたのと天気が良かったのもあって、室温はあがりぎみ。しかし湿度はさがっていきました。
1日目の夜の湿度が52%になったのはお風呂あがりに扉を開けて換気した関係。おなじように朝も洗濯で少し湿度があがります。
2日目朝。換気システムがついているとはいえ、窓をあけて換気したあとのお部屋の空気が好きな私……10分ほど1階の4つの窓を開けて換気をしました。この日は秋晴れ。やはり窓をあけると湿度はさがります。11月頭。まだ外が暖かいので10分程度の換気だと、室温もあまり下がらずにすみました。
どのくらいの『湿度』を好むかや、人の出入り・換気でどのくらい窓やドアを開けるのかにもよりますが、一条工務店のお家の気密性であれば1度湿度をあげてしまえば、そう頻繁に加湿しなくても済みそうです。
アロマオイルの使い方
アロマオイルをいれる場所は、吹き出し口のところにあります。
写真左(↑)の部分が本体からとれるので、まず抜き取ります。
そうしてもう1つ内側の円がふたになっているので、こちらも抜き取ります(写真右)
中の黒いスポンジの部分に、好きなアロマオイルをたらします(2、3滴でOK)
(*)黒いスポンジや受け皿の部分がぬれているときは、水分を取り除いてからアロマオイルをたらしてください。
性能はどうかなとか、1台でたりるのかな…とか心配もありましたが、良いお買いものができました。我が家の加湿器はこの1台でOKです。
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