一条工務店のブリアールでお家を建てようか迷っていた頃、何軒かのオウチを見学させてもらいました。
家主さんがいろんなところを開けて見せてくださったのですが、そういえばマジマジと見たことのない場所がありました。それはベランダ。
建ってから『ここはこうなっていたんだ』と発見がいっぱいだった『ベランダ』を今日はじっくりお見せできたらなと思います。特になにも置いていない&入居から9か月1度もお掃除していないので、汚れ方などもお伝えできるかなと思います。
2015年2月入居の一条工務店ブリアールのベランダです。
仕様書には『バルコニー』と記載されていましたが、ベランダとは外に張り出した縁のことで、屋根のあるもの。バルコニーとは室外に張り出した屋根のない手すり付きの台。ということで今回は『ベランダ』と称させていただきます。
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図面で見るブリアールのベランダ
家の南側、寝室に面した場所にベランダはあります。
図面でいうと縦91㎝、横5m46㎝。ただしこれは壁や塀も含まれるので実際はこれより少し狭くなっています。
こちらがパースです。そんなに広くないのはわかるけれど…といったかんじでした。
web内覧会 ブリアールのベランダ
パースや図面とともに、ブリアールのベランダを紹介します。
今回外での撮影ということで、いちお場所が特定されないように一部モザイクをかけさせていただいています。
ベランダの外装
西側から
同じ角度からは撮れませんが、パースと実際のイメージが結びつくと幸いです。
我が家は西が『家の裏』になります。玄関は南ですが、北・東・南ともに開けていてよく目につく場所なので、こちらはあまり一目にふれない場所です。
パースのとおり南にむけて屋根がさがっているので、雨どいがついています。色は2種類から選択できたと思いますが、我が家は白を選んでいます。
設計士さんが目立たないところを選んでつけてくれると思いますが、たとえば2階のクーラーも室外機までこういった配管がつくので、見た目を気にするならどこにつけるかは注意です。
南側から
バルコニーの正面です。パースでみると太陽光発電がかなり主張するのかな…と思っていたのですが、実際はかなり離れて+少し高台からでないと太陽光パネルは見えないと思います。ブリアールに太陽光をのせるのは雰囲気があわなくなりそう…と心配だったのですが、この位置普通に生活するには見えません。
ただ1階からでも『物干金物』は少し見えます。洗濯ものは見えにくいと思いますが、雰囲気的にどう見えるか伝わればと思います。
東側から
こちらが1番一目につく我が家の『お家の顔』になる部分。屋根はベランダをちょうど覆うサイズになっています。
さきほど屋根はぜんぜん見えないと書きましたが、この1階のさしがけ部分の屋根はよく見えます。
写真はほぼ家の下から撮っているのであまり見えませんが、少し離れると瓦屋根がよく見えてとても可愛いです。
ブリアールにしたいけれど太陽光をのせたらブリアールの意味がない!と思っている方は、このさしがけ屋根をつけるとブリアールの雰囲気がよくでると思います。
ベランダの写真
今度は実際にベランダに立って写真を撮っていきますね。
手すり壁のテラコッタ瓦
手すり壁の上にはオプションで瓦をつけてもらいました。仕様書には『手すり:剣付冠笠木:色 屋根合わせ』とありました。
我が家の屋根は『オールドテラコッタ瓦(KS-U40)ランダムオーカー』
このオプションは範囲でお値段が変わってしまうのですが、我が家の1×6マスのベランダの手すり壁だと約23.000円でした。
1つのネジだけでついているので、ガタついたりしないかな?と触ってみましたが、しっかりとめられていて全く動きません。
コーナー部分はこんなかんじ。
ざらざらした手触りです。
我が家はここにお布団を干す予定だったので、当初は
こういった布団干しシートを利用しようかな…と思いつつ1度使ったときシートをしまう手間が面倒だったので結局お迎えしなかったのですが。
まず、屋根素材ということで汚れがつきにくいようで、お布団をそのまま干してもホコリがついたり黒くなったりはしませんでした。雑巾で屋根をふいても汚れません。
そして適度にざらざらした素材が滑り止めになるようで、布団ばさみがなくてもずり落ちません。(ブランケットくらい軽いものだと飛んでしまいますが、敷布団、掛布団ならなくても大丈夫でした)
瓦がついているので正確な数値ではありませんが、手すり壁の厚さは10㎝。それプラス布団の厚みなので100均で買った布団バサミはつかえなさそう……ということで、見た目的にも思わぬ性能にも満足なオプションでした。
ちなみに1×6マスのベランダの手すりだと、シングル敷布団が5枚余裕で干せるサイズです。
手すり壁の窓
手すりについている窓部分。仕様書には素材名が書いてないのですが、黒いアイアンっぽい飾りがついています。
下から見るとほぼ気づかない部分で、建ってからこうなっていたのかと気づいた部分でもあります。
排水口
図面で見る排水口はこの位置。
実際の排水口はこちら。見たり立ったりする限り勾配は感じないのですが、雨のあとの水の流れを見るとちゃんと排水口にむけてなだらかな坂になっているようです。
9か月1度も掃除をしていませんが、思ったほど汚れていません(これはベランダ全体にも言えることですが)
母屋の2階のベランダ、仮住まいのマンションの2階のベランダは9か月も掃除しなければもっと汚れていたと思います。たぶん毛布やシーツ以外の洗濯物を干さなくなったのが原因かなと思っています。(ベランダのホコリって洗濯物から落ちるものが多い気がします)
母屋の2階のベランダがかなり汚れるのに水栓がなくてお掃除がとても大変だったので(実家のベランダは水栓がある)ブリアールにもつけたいなーと思いつつ結局つけなかったのですが、これなら年に1回バケツに水を汲んできてお掃除…で良さそうです。
タイルと床との境目
玄関はテラコッタタイルなので、ベランダもそうだと思っていたら違いました。濃い灰色のよくあるタイルです。ただテラコッタよりスベスベして滑らかなので水はけは良いです。
そして壁と床の境目には謎の金属が……
ベランダを作るところを見ていたら、土台の上に金属の枠組みをドンと置いて作っていっていたので、たぶんこの枠かなーって思っていたりします。
窓と引き戸 お掃除の頻度
窓枠は他の場所と同じ茶色。9か月お掃除をしていませんが、あまり汚れは目立ちません。
網戸も他とあわせて茶色の枠になるようです。
サッシ部分の汚れ。こちらも9か月放置です。さすがにホコリがたまっています。
引き戸は9か月で2回、ガラス部分にホコリの模様ができるほど汚れたので拭き掃除をしました。
物干金物
3マスあれば、ダブルベッドのシーツが2枚干せる幅になっています。
物干し金物は『川口技研ホスクリーンLKL-65』です。物干し竿はついてこないので、用意が必要です。
室外機の見え方
我が家は寝室のこの位置にエアコンをとりつけたので、ベランダに室外機がきます。
ほぼ半分。通れないことはないですが、かなり圧迫感があります。我が家は『壁際にある』ということで、小さいお子さんが室外機にのぼると手すりを越えてしまうと思うので注意が必要です。
図面でみると、室外機の横幅は約1マス。奥行きは半マスほど。ベランダに室外機がくる場合は、どこに置くかの参考にどうぞ。
室外機の配管カバー。こちらは(仮住まいのマンションで使っていたのを持ってきたのだけれど)エアコン専門の引っ越し業者さんが取り付けてくれたオプション品。
コンセント
ベランダのコンセント。
この9か月1度も使っていませんが、クリスマスの電飾など『あれば使うこともある』と1つだけつけました。でもどうせつけるなら室外機のところにつけたかったな…と思ったり。しっかり何に使うかをイメージして場所を決めれば良かったなと思った箇所。
セントラル熱交換型
我が家はロスガードがベランダに面しているので、『ロスガードに面した壁にある』セントラル熱交換型がこの位置につきました。
窓と比べるとそこまで大きくないと思います。色は白。なのでベランダからじっくり眺めると汚れが目立ちます。
拭き掃除のいらない部分なのかもしれませんが、手が届くところにあるのでお掃除しようと思えば拭ける…ということで気分的にベランダにあって良かったと思った部分です。
いろんな角度から
まずはこちらから写真を撮ってみました。
矢印の幅は約80㎝。大人がすれ違うには狭いと思います。
今度は反対側、室外機のほうから撮影しました。
ベランダは『お布団が干したい』と作った場所。はじめは1×4マスだったのを1×6マスに変えてもらったのですが、結果増やしておいて良かったと思いました。敷布団と掛布団、約5枚が干せる広さですが、家族分干そうと思えば5枚でも狭いくらい。
ベランダの大きさも『ここで何をしたいか』で決めていくと後悔が少ないかなと思います。
雨の入り込み方について
ベランダの屋根はベランダとほぼ同じ分しか張り出していません。つまり屋根から窓まで80㎝の位置。
どんなに風の弱い日の雨だったとしても、床の青い部分。全体の3分の1程度はうっすらと毎回濡れている気がします(乾くのも早いのですが)
ということは、雨が降っている日は、それがどんなに弱い雨でも干している洗濯物は濡れます。横降りの雨の日は引き戸を開けていると部屋の中が濡れます。
せめてもうちょっと屋根がベランダより多く張り出していたら良かったのになと思う反面、母屋の屋根の広いベランダは、ベランダに面した部屋への光の入り方がブリアールのそれより少し暗いので、屋根が短い分お部屋が明るくなって良かったのかなとも思います。
いかがだったでしょうか。ただのベランダの写真ばかりで退屈だったと思います…
打ち合わせ中、あまりベランダについてお話はしなかった気がします。でももっと『どんなことに使うか』『どんな風に使うか』を考えて決めても良かった場所かなとも思います。
みなさんの間取り決めのお役にたてますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。