一条工務店ブリアールのパントリー扉を自分好みのデザインに。
前回までのあらすじはこちら。
そんなわけではじまったDIYですが、今回は『はじめてのペンキ塗り』に挑戦しました。
乾かす時間や、子どものお迎えの関係もあって途中までですが、ベニヤにペンキを塗っていく工程を紹介します。
Contents
ベニヤにペンキを塗る 用意するもの
今回ペンキを塗る範囲。
- 2015×325mm…2枚分
- 95×325mm…6枚分
詳しい採寸についてはこちらの記事をご覧ください。
今回使ったペンキ
水性塗料/乾くと耐水性
946ml…1缶
色…#1301 shading white
いやな臭いがしない、自然顔料の水性ペンキです。
色はかなり迷ったのですが、また塗ればいいから…と。とりあえず白にしてみました。クリームっぽい白とふつうの白があったのですが、今回は上からニスを塗ること。そのニスが少し黄色味がかるという情報があったので真っ白を選んでみました。
その他用意するもの
・ペインティングトレー(100均/適当なプラスチック容器でも可)
・ローラーセット(100均/今回はトレーサイズにあわせて10㎝幅のもの)
・万能刷毛(100均/細かい部分を塗る用)
・アルミシート(100均/養生用/ブルーシートがなかったので)
・ミニブロック(100均/作業台代わり)×6個
・ゴム手袋(100均/手を汚さないため)
・新聞紙(養生用)
ベニヤにペンキを塗る 準備する
床にアルミシート(ブルーシート)→新聞を敷いて養生をしたら、ミニブロックを6個並べて作業台にします。ペンキを塗ったベニヤを置く場所にもブルーシートと新聞を敷いてください。
ミニブロックの上に、ペンキを塗りたいベニヤ板を置いたら準備完了。
バターミルクペイント缶の開け方
バターミルクペイントの946ml缶の開け方。
分離していることがあるので、開ける前に缶をよく振ってください。
缶とフタの隙間にスプーンなどをつっこんで、てこの原理でフタを持ち上げます。1か所だけだとなかなか開かないので、フタのまわりをぐるっと1周スプーンをさしこむ→てこの原理でもちあげると繰り返すとパカっとはずれます。
はずれました。おおお。ほんとうにペンキ特有の嫌な臭いがしません。まったくしないわけではないのですが、私はお部屋の窓をしめきったまま最後まで作業できました。
ペインティングトレーに缶の4分の1程度流し込んだらこちらも準備完了。ペインティングトレーに残ったペンキを缶にもどしていいのかわからなかったので、無駄がないように使う分だけを缶から出すようにしました。
今回は最終的に2分の1缶程度使いました。2度塗りするので1缶使い切るかんじかな。
ペンキの缶はいちおペンキが垂れたところをティッシュでふきとってフタをしめておきました。(フタかたい……)
ベニヤ板にペンキを塗る
ローラーにペンキを浸したら、矢印の部分でローラーを持ち上げても垂れない程度にペンキを落とします。
記念すべき第一投ならぬ第一塗りぬりー。かなりムラがあります。でもローラーを上下に塗り塗りすると……
真っ白になりました。
ムラになりそうになっても、ローラーをコロコロと上下することを繰り返すとキレイな白一色に。バターミルクペイントがムラになりにくいのかもしれませんが、1回である程度ムラなく塗れました。
剥がれやすくなるので、あまり厚くならないように塗ると良いそうです。(基本2度塗りなので、1回でキレイにする必要はありません)
はじめてのペンキ塗り 失敗に気づく
今回はパントリー扉にベニヤを貼りつけるDIYなのですが、そう。この2ミリの側面も目につく可能性がある部分。ここもペンキを塗らないといけません。
そんなわけで筆をつかって側面にペンキを塗っていったのですが、矢印の部分に筆の跡がついて塗りムラになる。
側面を塗るためにベニヤ板を持ち上げたら、手の跡がついて塗りムラになる。
わわわわわわわ。そう、側面から塗らないといけなかったのです。
今回は2度塗りする予定なので、多少の塗りムラはOKということで、2枚目からは側面から塗りました。
しっかりベニヤ板を持ち上げて塗れるので作業しやすいですし、塗りムラを気にせず塗れます。
ペンキを塗るときは、板の側面→表面がきれいに塗るコツのようです。
小さい板はまとめて
小さい板(全12枚)は写真のように重ねて、ローラーで側面を塗ると効率よく濡れました。
今回は2枚重ねにして使うので、側面だけは12枚すべて塗って、表面は6枚だけ塗りました。
ベニヤ板にペンキ塗る 乾燥させる
新聞紙の上に置いて乾燥させます。
バターミルクペイントの缶に記載はありませんでしたが、ペンキは夏なら1時間、冬なら2、3時間程度で乾燥するそうです。しっかり乾燥させてから2度塗りに入ります。
今回は子供のお迎えの時間になってしまったのでここまで。
再び失敗発覚
次の日ベニヤ板を持ち上げたら、新聞紙までついてきてしまいました。乾かすときは新聞紙の上にベタ置きは良くなさそうです。
ペンキを塗るとき使ったミニブロックの上で乾燥させれば良かったかも。
みんなどうやって乾かしているんだろう……
後片付け
バターミルクペイント缶は、垂れたペンキをティッシュで拭いて、フタをしっかり閉めました(上からガンガン手で叩いてはめ込む/手が痛い)
ペンキは暗いところで凍らないように保存します。
ペインティングトレーにのこったペンキはティッシュと新聞であらかた拭き取って、水(またはお湯)で洗います。
ローラーと筆も水(またはお湯)でしっかり洗って乾かしておきます。
(1時間くらいで2度塗りするときはラップをまいて乾燥しないようにするとすぐ使えます)
所要時間等
養生をするところから後片付けをするまで約1時間かかりました。初めてで段取りがわるかったり、写真を撮りながらの作業だったので、実際はもう少し短い時間でできると思います。
はじめてのペンキ塗り Q&A
ペンキを塗る前に不安だったこと、疑問だったことを、実際にやってみてどうだったか書いておきます。
ベニヤ板はそのままペンキを塗っても大丈夫??シーラーはいる?
→→大丈夫でした。(*)
ベニヤ板にペンキを塗ると、ベニヤからヤニがでて色が汚くなる……と聞いていたので、『ヤニ止めシーラー』を買うか迷ったのですが、今回はそのまま『白い』ペンキを塗ってみました。
1日以上たっていますが、真っ白なままです。
(*)これは今回使った『ミルクバターペイント』が『1度塗りでシーラー代わりに』なるという特性をもっているおかげかもしれません。ペンキによってはヤニ止めが必要になることもあるのかも。
バターミルクペイントを使うのであれば、ヤニ止めシーラーを買う必要はないかな…というのが今回の印象です。
(*)後日追記:さらに1日置くと、最初のころの白さが少しくすんでうっすら茶色くなってきました。やはりヤニはでるようです。ただ2度塗りしたあとは白色がくすんでくることはありませんでした。2度塗りが基本で、2度塗りさえすればヤニ止めシーラーはやはり必要なさそうです。
ペンキ塗りの前にやすりがけは必要?
→→すべすべに仕上げたいならするべきでした。
今回はカットして買ってきたベニヤ板そのままの状態にいきなりペンキを塗りました。思ったよりベニヤの表面がサラサラで平らだったのでいけるかな??と思って塗ったのですが……
(画面をとおしても伝わるように多少色味を変換しています)
このように、表面はざらざらした質感になりました。何も塗っていないときよりも少しザラザラになった気がします。
これは仕上がりの雰囲気をどうするかの好みで分かれると思うのですが、つるつるした表面にしたいのならサンドペーパーでやすりがけしてからやったほうが良いと思います。
私も今回仕上がりはなるべくツルツルにしたいので、これからやすりがけをする予定です。
バターミルクペイント(水性ペンキ)は扱いやすい??
→→はじめてのペンキ塗りに選んで良かったです。
油性ペンキのような嫌な臭いがしないので、お部屋の中で作業できるのも嬉しいところ。
ローラーをコロコロすると結構のびもよく、キレイに塗ることができました。
水(お湯)で落ちるのも、後片付けが楽でいいです。
作業後の手のひらはこんなかんじ。けっこう汚れました。乾くと少しこすらないと落ちないのですが、水だけできちんと落ちてくれます。
ただし作業のときは、なるべくペンキがついても良いような服で行い、手はゴム手袋をしておくと後片付けも楽になると思います。
今回はここまで。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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