一条工務店ブリアールのパントリー扉を自分好みのデザインに。
そんなわけではじめたDIYですが、今回で番外編を含めてシリーズ8回目です。10回目までに終われるようにしたい。
そもそもですね、夫がこの扉にやすりがけしてペンキを塗ることを許可してくれたらこんな大変な作業しなくても良かったんですよ。しいて言うなら、施主支給で扉を外注すれば良かったんですよ。
でもできないのでDIYです。今回は頭を悩ませました。そう、扉の外枠と木口形状を原状回復できる方法で作った扉にあわせて白くしなければなりません。
Contents
今回DIYする外枠と木口形状とは
パントリー扉の折れ戸。真ん中にあいたV字の隙間のこと。この隙間があることで、開閉時に指を挟みにくくなるそうです。
上に貼るベニヤ板でV字を隠すように貼ろうと思ったのですが、せっかくの指挟み防止機能をなくしてしまうのもな…と木口形状の上にはベニヤを貼らないことに。
でも写真のように、扉を開けるとかなり目につく部分。ベニヤの色は白なのに、開けたら木の色が見えちゃうのは統一感がない!とここを白くしようと思いました。
しかもこの部分、金具がついているのも難しいポイントなのですが、まっすぐではなくてチョット折れ曲がった形状をしているんですよね。
そして外枠。
ウッドワンさんの白いドアを見るに、
ドアが白なら外枠も白。ならここも白くしないといけません。
が、木口形状の折れが可愛く思える鬼畜っぷりなガタガタ形状。そして扉を閉めたとき、写真右の矢印の部分がちょっと見えるのですよね。ということはここも白くしないと見た目が変になってしまう……。
ガタガタなのでベニヤは貼れない。木目テープというものを見つけて悩んだ結果、私はこんなかんじでDIYしました↓↓
CASAマスキングテープで外枠をDIY
ブログでは2回目の登場。マスキングテープの『CASA』
貼ってはがせる、が売りのテープです。(素材によっては剥がしたときノリが残ったりするので、目立たないところで確認してから使う)
1回目は『CASA Shade』を使ってトイレの窓をDIYしました。
購入したマスキングテープ
今回は壁紙・家具専用のマスキングテープ『CASA』の白を2サイズお迎えしました。
色は『マットホワイト』
サイズは100mm×10m。
50mm×10m。
木口形状と外枠の部分は5㎝より小さかったので5㎝幅のもので。
ちらっと見えるこの部分は10㎝幅のものを貼っていきます。
ちなみにパントリー扉の縦の長さは約2015mmなので、10mあれば足りるかなと1個ずつお迎えしました。
CASA マスキングテープの透け感
マットホワイト色をノートに貼ってみました。透けにくい、という情報がありましたが少しは下の柄が見えてしまうようです。
でも今回は逆に下の模様が透けることで『木を白く塗りました』にならないかなーと期待。
CASAマスキングテープを木口形状に貼る
今回は本当にどうなるかわからなくて、あたふたしていたのと、コツをつかむのに時間がかかったので写真も説明も少な目です。
まずはここから。マスキングテープは、上、両端を少しあまらせた状態で貼っていきます。まっすぐ貼るコツが未だにつかめていませんが……まっすぐ貼ってください。
テープを密着させていく順番は、広い面の『1』をまずペタっと貼ってから、狭い面の『2』を。『1』から右にかけて空気を抜くように貼っていきます。あまったマスキングテープはとりあえずそのままにして貼ります(後で切って内側に折りこみます)
金具がある部分は指で位置を確かめながらカッターで上下に切り込みをいれて貼り付けます。
あとは金具がみえるようにカッターでいらないマスキングテープを取り除いてください。
もし途中でマスキングテープがななめになってどうしようもないときは切って、上から貼りなおします。
重なっているマスキングテープの『下』にあるほうの切り口の1ミリほど上をカッターで切って『上』の余分なマスキングテープを剥がすと、つながりがキレイに見えます。(写真の点線の部分をカッターで切る)
外枠の写真ですが、つながりの部分はこんな感じ。あまり目立たないと思います。
全部貼り終えたら、5ミリほど端を余らしてカッターで余分なマスキングテープを切り取って、指をつかって内側に折りこみます。見えない部分なので折りこむマスキングテープの幅にバラつきがあっても大丈夫。
反対側の余分なマスキングテープは上からベニヤ板を貼ってしまうのでこのままベタっと空気が入らないように貼っていきます。
上と下の余りは、1センチほど残して切って、切り込みをいれて貼ります。(切り込みを入れないとシワになる)
……あまり説明になっていなかったと思いますが、こんなかんじで木口形状にマスキングテープを貼り終わりました。
マスキングテープの材質は『紙』ということで、少しザラザラした質感が木にペンキを塗ったようなかんじになってくれました。よーく見ると下の木目が見えます。
外枠にCASAマスキングテープを貼る
外枠は写真がないです…。
木口形状と同じように、上・両端にあまりがでるようにまっすぐ貼っていくだけです。
上のななめになっている部分は
マスキングテープに45度で切れ目をいれると失敗します。上の図のように、30度くらいのところで切れ目をいれてみて、テープを貼ってから余分なところをカッターで切っていく…くらいの気持ちじゃないとかなり下の木目が見えてしまうことになります。
下の部分は切れ目をいれて、しっかり貼り付けてからいらないところをカッターでカットします。カットすると数mmマスキングテープが縮む気がするので、気持ち多めにカット!がキレイに貼るコツかなと思います。
もう説明することがない…ので写真だけ。おなじことの繰り返しです。
ちなみに外枠は横の余分な部分はカットせず、そのまま貼っています。
そして最後はこの部分。ここは10㎝幅のCASAマスキングテープを貼っていきます。
少し余らせて、まっすぐ貼る。これだけです。まっすぐ貼るコツがわからない。
途中にあるでっぱりは、指で場所をさぐってカッターで十字に切り込みをいれ、ペタッと上から貼りながら余分なところを切り取っていくとキレイに貼れます。
慎重に、ちょっとずつ丸いカタチにあわせて切れ目をいれて、余分なマスキングテープを剥がしていくのがコツかな。
完成 原状回復できる外枠DIY
できました。どうでしょうか??
まだベニヤを貼ってないので、真ん中がお見苦しい感じですが、外枠はかなりいいかんじになったと思います。
モールディングっていうのかな?複雑なカタチをした外枠ですが、ちゃんとそのラインをいかしたまま白い外枠に変身できました。
10㎝幅のマスキングテープは端を切らずにそのままベタッと貼り付けています。重なったところは色が濃くなるのですが、そんなに目立たないから大丈夫そう。反対側の端は折りこんで貼っています。
原状回復で扉をDIYしたけれど、外枠はいじれない…という方もCASAマスキングテープならいろんな色がでているので、扉の色にあわせて貼ってみるとまたお部屋の雰囲気が変わるかもしれません。
左:10㎝幅。 右:5㎝幅。
それぞれの残った量です。5㎝幅のほうはけっこうギリギリだったかな。
あとはベニヤにニスを塗って、やすりがけをして、扉に貼り付けていくのですが……取っ手をつける穴をあけなければいけませんね。
でもあと少しで完成です。
最後までお読みくださりありがとうございます。
パントリー扉をDIYシリーズをはじめから読む場合はこちら。
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12月29日追記:
パントリーにもともとついている取っ手をとめている平ネジがなめてしまって取り外せない状況です。現在試行錯誤中。ネジさえ取れれば作業→更新できるかなと思います。
あと電動ドリルって便利。