一条工務店のパントリー扉を自分好みのデザインにDIY。
ついにここまで来ました。穴あけ&組み立て編です。
ベニヤ板で作ってきたなんちゃって板壁に、取っ手を取り付けるためのネジ穴をあけていきます。
Contents
穴を開ける位置を決める
今回はもともとパントリー扉についていたネジ穴をそのまま使います。
写真はベニヤが浮いていますが、実際はベニヤを貼りつける位置に手で固定して、夫にネジ穴をとおしてキリで穴の位置に印をつけてもらいました。
パントリー扉って微妙に浮いているのでベニヤも浮かして手で固定しなければなりません。この作業は2人でやったほうがズレなどもないと思います。
キリでつける穴は自分でわかる程度につけばOKです。
ベニヤの穴あけに使った工具
今回『ネジ穴を開ける』となったとき、100均でお迎えした『キリ』ではネジの太さ分の穴が開けられそうになかったので電動ドライバーとドリル(刃)をお迎えすることになりました。
予算があまりなかったので、2つで2000円しないという安い工具をamazonさんでお迎えしました。
電動ドライバー……高儀 EARTH MAN 6V乾電池式ミニドライバー DDR-140CL
コードレスドライバー(単三電池4本/別売り)
ドリル……RELIEF 六角軸下穴ドリルと両頭ビット10本組
高儀 EARTH MAN 6V乾電池式ミニドライバー DDR-140CLに取り付けられます。5種類のドリルと5本(うち2本は両側)のプラスドライバーがついています。
ネジ穴のサイズは、実際にドリルをつっこんで調べました。3.2がすっぽり入るので、今回はまずこのサイズのドリルでベニヤに穴を開けていきます。
(*)のちに4.0がピッタリだと気づきました。
ドリルでベニヤに穴を開ける
ベニヤの裏にキリでつけた穴の上にドリルの先を押し当てて固定し、電動ドライバーのスイッチをいれます。
今回は『ベニヤの裏から』『しまる=右回転』で運転させました。
キリで開けた穴より口径がおおきいドリルなので、最初はどうしても左右にずれてしまいます。
はじめは1秒あてて離す、1秒あてて離す…と、ドリルがベニヤにしっかり固定されるまで様子を見ながら穴あけをしてください。
このくらいドリルの刃がはいる穴が開いたら、あとは連続運転で大丈夫です。
ドリルがベニヤに対して垂直になっているか気を付けて貫通するまで運転します。
貫通したら、今度は左回転(ゆるむ)でドリルをベニヤから引き抜きます。(そうしないとベニヤからドリルが抜けません)
穴が開きました。
表から見るとちょっと塗装が剥げてしまいましたが、隠れる範囲なのでこれで大丈夫。
穴が開いたベニヤは、もう1度パントリー扉にあてて、穴の位置があっているか確認します。大丈夫そうですね。
ベニヤ板を組み立てる
今回パントリー扉は図のようなデザインなのですが、真ん中の横木(図:ピンク)の上下中央揃えの位置に取っ手(図:赤)をつけたいのです。
そしてベニヤは大きさの都合上、このように分解してつくっています。
ベニヤを組み立てつつ、取っ手の位置を真ん中に……
穴を開けたベニヤに、横木の真ん中に穴がくるように端をあわせつつ重ね、キリで印をつけました。
あとは先ほどと同じ手順で穴を開けます。
板壁風ベニヤを端をそろえて並べ、その上から穴をあけた横木ベニヤをボンドで貼り付けます。
キリを横木ベニヤの穴にとおし、キリの先を板壁風ベニヤの穴に挿しこみつつ、ベニヤ同士の端をそろえつつ貼りつけると……
こんなかんじになりました。
ボンドのつけ方はこちらの記事をどうぞ。
今回はモノが大きいので、ボンドをつけて貼る→1分ほど体重をかけて圧着→重石(漫画本)を上に置いて1時間定着させました。
ただこれだけだと反りのある部分はどうしても浮いてくるので、1時間後ベニヤ同士の隙間からボンドを流し込んで(難しいですが、ボンドの先を隙間につっこんで出してください)洗濯バサミで挟んで圧着させました。
穴を開けない方のベニヤは、穴を開けたベニヤの横に端をそろえて並べ、横木の位置を決めました。
上下の横木も角を合わせて貼り付け、重石をして定着させました。(漫画のセレクトについては何も言わないで)
微調整する
開けたネジ穴にネジをねじ込んでみました。……ちょっとキツくてネジがまわっていかないので、ワンサイズ大きい4.0のドリルで穴をあけます。
ひっくり返して、4.0のドリルを使って『しまる=右回転』で貫通させました。ドリルをひきぬくときは『ゆるむ=左回転』ではずします。
今度はネジがぴったりハマってくれました。
ベニヤにネジ穴を開ける まとめ
写真左から:新しく購入したネジ、パントリーネジ、セリアのネジ
セリア(100均)で売っている『引き出し用つまみ』と一条工務店のパントリー扉の取っ手のネジに互換性があったので、取っ手のネジには規格があるのかな?
セリアの『つまみ』のネジも、パントリーの取っ手のネジもホームセンターのネジ売り場では『M4』と呼ばれるサイズ(外径/ネジの頭ではなくネジネジのところの太さをあらわす)でした。とめる扉の厚さでネジの長さも変わるのですが、M4と書かれたネジから必要な長さのネジを選ぶと間違いがないと思います。
ネジの買い方
(*)私の行ったホームセンター(コーナン)ではバラ売り1本15円で売られていました。『これと同じ太さのネジが欲しい』というと、『M○(外径)』を調べてくれるので不安なら使う予定の取っ手のネジを持っていくと良いと思います。
(*)私の行ったホームセンターではネジコーナーにネジをはめて太さを測れるモノが置いてあったので店員さんに聞かなくても自分で調べられるようでした。
(*)外径を調べたら、『M4の平ネジ~』『M4の丸ネジ~』とコーナーが分かれているので、ネジをはめる板の厚さ+取っ手にはめ込む分を計算して『必要なネジの長さ』を選びます。ので、板の厚さをきちんと測っていくと良いと思います。(今回はパントリー扉の厚さが約25mm+ベニヤ約10mm+取っ手にはめこむ分で約45mmの長さのネジを買いました)
(*)バラ売りのネジは、ネジコーナーに『どのネジを何本買ったか』『単価はいくらか』を記入する紙があるので、1本しか買わなくても紙に書きこみ、ネジと紙を持ってレジへ持っていくと買えます(私が行ったコーナンさんでの買い方です)
ドリルのサイズと穴を開ける向き
ドリルは4.0を使うと取っ手を留めるネジにちょうどいい穴を開けることができました。
あとから見たら、セリアの『つまみ』の注意書きにも4.0の穴が必要と書いてありました。
穴を開ける際は、ネジをとめたとき頭がくる方向(今回はベニヤの塗装してない方)から『右回転』で穴を開けると、ちょうどいいネジ穴ができました。
ネジ穴を開けてベニヤを組み立てたので、あとはニスを塗ってやすりをかけて扉に貼るだけ。ようやくここまできました。
もう少しお付き合いください。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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