12月のはじめ頃から計画しはじめた『キッチンパントリー扉をDIY』
約1か月子どもがいない時間にコツコツ作ってきまして、ようやく完成です。
最後の仕上げ 扉にベニヤを貼りつける
パントリー扉は片側を外しておきます(あとで取っ手をつけるためにネジをはめないといけないので)
マスキングテープの粘着をよくするために、表面の汚れをきちんと落として乾かします。
…この、ネジがはずれなくて苦労したやつも、水の激落ちくん(アルカリ電解水)で落ちました。よかった。
強力両面テープとマスキングテープを用意します。
このとき必ず『強力』両面テープと書かれているものを選び、マスキングテープは両面テープより幅の広いものを選んでください。じゃないと両面テープを貼るとき大変です。
このサイズの扉だとどちらも2個は使い切ります。2、3個ずつ用意しておくと良いと思います。
マスキングテープを貼った上から両面テープをはみ出さないように貼り付けます。こうすることでマスキングテープさえはがせば元どおり。原状回復でDIYができます。
今回は扉の1面に1枚のベニヤ板を貼り付けます。
①まず上下は横に一列貼り付け、縦は6本くらいマスキングテープを貼り付けます。
縦のマスキングテープの間は、隙間を埋めるように②の図の感じで貼り付けます。
四隅はベニヤの反り、上・真ん中(取っ手部)・下は重さのかかる部分なので③のように多めにマスキングテープを貼り付けました。
その上からはみ出さないように強力両面テープを貼り付け、はくり紙をすべて剥がします。
貼り付けるときは脚立に乗って上と両端をそろえながら貼り付けました。1人より2人で作業するとズレがないと思います。
ネジで取っ手を取り付けました。今回お迎えしたネジだと数ミリ浮いてしまいましたが、取っ手をひっぱることで取っ手が浮いたりガタつくこともなかったのでこれで良しとします(ネジのカットサービスとかあるのかな?)
取っ手はセリアの『引き出し用つまみ 木製』にしました。赤く塗ろうかなと思ったのですが試しにこのままつけたら意外に可愛かったのでしばらくはこのままでいきます。
付属のネジでは長さが足りないのでネジを別購入しています。詳しくはこちらの記事をどうぞ↓↓
パントリー扉をレールに取り付けます。外すときの逆で下→上の順で取り付けました。でっぱりをレバーを押しながら扉の溝に埋め込むだけ。
下は割と簡単にハマりますが、上はかなり扉を持ち上げないといけないためもう1人いると作業がしやすいと思います。今回は誰もいなかったので、扉の下に本をかませて持ち上げてはめ込みました。
完成 ブリアールのパントリー扉をDIY
………扉の前がキッチンカウンター&IH(壁付)で全体を写すのが難しいのと、この扉のすぐ右が勝手口で光が入ってくる=逆光でうまく写真が撮れません。でも自分のなかではかわいく仕上がったと思います。
お部屋の中を目で見ているのと同じくらい明るく撮ろうと思うと、扉のデザイン(板壁風の溝)が光で飛んでしまうので微妙はお写真ばかりですが……
4歳の息子が完成した扉をみて『かわいいー』って駆け寄ってくれたのを見て、がんばってきた甲斐があるなと思いました(そのあと『あ…ママのほうがかわいいよ』というセリフまでいただいて、息子のキザさ加減に育て方だいじょうぶかなとも思いました。どこで覚えたんだろうそんなセリフ…)
どうかなー??全体が撮れない(全体撮れるところに移動すると白く光り輝く板にしか撮れない)
光を当てるとわかりやすいですが、ニスを塗ったことでベニヤ感が薄まってくれました。よーく見ると手作り感半端ないですが、こういう見た目の製品あるある!くらいの表面・手触り感になってくれています。ニスすごい。
このニスは乾くと耐水性になるので、油が散ったり手垢がついたときは水拭きできます。
苦労したけれど、木口形状と扉の外枠を白にしておいてほんとうに良かったと思います。
失敗したところ
板壁を彫刻刀で彫ったけれど…
今回は板壁風なデザインだったのですが、ベニヤを買うのもはじめてだったのでカットの計算もわけわからず『彫刻刀で板壁に見えるように模様を彫る』という方法で作りました。
慎重に彫ったつもりですが、やっぱりまっすぐ・同じ太さで彫るのは難しくて、近くでみると処理がきたない部分もちらほら。
ちゃんと1枚1枚ベニヤをカットして並べて作っていたら、もっときれいな完成品になったかなと思います。
強力両面テープがたりなくて…
強力両面テープを1本しか用意していなかった私。当然たりなくなり、買いに行くのが面倒だったので、ところどころふつうの『両面テープ』を使用……ベニヤのわずかな反りに耐えられず写真のように。
かならず『強力』両面テープを貼ることをオススメします。
そしてベニヤ板の側面だけでなく裏側も端のほうだけでも1度塗りくらいしていたほうが見た目がキレイだったかなーと反省。
ベニヤの反り
今回は扉の1面に1枚のベニヤを貼る、ということで反りが大きくでやすいというのも失敗の原因になりがちでした。エビフライつくるときの感覚で、ベニヤの裏側にカッターで表面に見えない程度の切り込みをつけておけば良かったかな??
ニスのこり
段差の部分にもきちんとニスが行き渡るように…と多めにニスをつけたのですが、ハケできれいに延ばさなかったために、黄色くニスが固まってしまいました。ハケで余分なニスは取り除く、大切です。
パントリーDIY お付き合いありがとうございました
このシリーズをすべて読んでくださっている方がいるかどうかはわかりませんが、約1か月『パントリー扉をDIY』記事をお読みくださり本当にありがとうございました。
工作なんて高校生のときぶりで、ベニヤの買い方もわからず、ペンキの開け方もわからない初心者でしたが、なんとか自分の中で満足いくものを作り上げることができました。
一条工務店のお家の性能は気に入ったけれど、内装はもうチョットどうにかしたくて……でも他社メーカーの扉に変える予算はなくて……それでもどうにかしたい!とはじめたDIY。
おなじように『一条さんの性能は気になるけれど…』『内装もうちょっと可愛くしたい』と思っている方に、私と同じデザインでなくても、日曜大工なんてやったことないよという人でも、自分の好きなデザインの扉にできるんだよということが伝わればと思います。
一条さんの建具の保証は2年ですが、DIYをすると保証期間内でも修理交換ができなくなります。そんなわけで今回は原状回復できるやり方でのぞみました。ブログでいじったのをバラしたので私は保証してもらえないと思いますが、ベニヤとマスキングテープをはがして取っ手を元にもどしたら、元のパントリー扉に回復できます。
まだマスキングテープを剥がしたことがないのでノリのこりや扉の表面が剥げることなく元どおりになるかはこのブログで保証できませんが、1つの家づくりの『方法』として頭の片隅にでも置いておいてやってください。
最後までお読みくださり、本当にありがとうございます。
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