あたらしいペンキをお迎えしてみました。
トイレの壁紙を考える時間がなかったので、他の部屋と同じ白い壁紙。
2階トイレはほぼ家族と泊まりにくるくらい親しい人しか使わないのでチョット冒険してもいいかなっとアクセントクロスになるように1面だけ色を変えてみることに。
これから壁紙を決めるよーという方は是非いっぱい悩んで壁紙を指定されたほうがいいです。やっぱりプロの仕上げは美しいですし、手間もはぶけます。
ブリアールの壁紙は一面(正方形の部屋は壁が四面)14.000(税別)+必要な壁紙代です。(2015年2月入居のブリアールでの施工費)
自分だったらここの壁紙をこう変えるかなーという参考になると嬉しいです。
Contents
トイレの壁紙 どうやって色を変える??
いきなり広い部分の壁色を変えるのは無謀な気がしたので、今回はトイレの奥の壁。なおかつカウンターの下の部分の色を変えていくことにしました。
最初はこのブログではおなじみな『CASA』のマスキングテープで色を変えようかなと思ったのですが…
この窓にマスキングテープを貼る作業をしたとき、狭くて足場も悪くてかなり大変だったのです。
トイレのタンクの裏側を『まっすぐ貼る』という慎重な作業がもとめられるマスキングテープでのDIYは避けたい。同上の理由で壁紙もなし。さてどうしたものか…と思っていたときに見つけたのがコレ。
イマジンウォールペイント
全69色。
ペンキ特有の嫌な臭いがしにくい。
有害物質0%
防カビ効果(直接水のかかるところはのぞく)
壁紙にふつうの水性ペンキを塗ると、壁紙の油分が浮いてきたり、デコボコした壁紙だと塗りムラができたり、壁紙を貼りかえることになったときキレイに剥がせなかったり…といろいろ問題が。
それを解決するためにつくられた『壁紙専用』のペンキです。
今回はトイレのカバーやカーテンの色にあわせて『サンシャインアワー』という色の0.5Lをお迎えしました。
サンプルが1色100円で販売されているので、できれば取り寄せて紙などに塗り伸ばし、実際塗る予定の壁にあてて雰囲気をみたほうが良いです。
パソコンと実物の色にはどうしても差がでてしまいますし、照明の当たり方でも色味はけっこう変わって見えます。
が、今回はフィーリングで『絶対この色だ』と思ったサンシャインアワーをサンプルなしで選びました。
私のパソコンだとこういう色(#ffffcc)
このパステルっぽい黄色好きなのです(もう1つのブログで多様しまっくっている色…)
壁にペンキを塗る
まずは壁の汚れを落とします。白いのでわかりにくいですが、ホコリなどでけっこう汚れています。
水の激落ちくん(アルカリ電解水)を噴きかけて、ぞうきんで汚れをふき取りました。
壁を乾燥させている間にペンキ塗りの準備をします。
トイレのマットなど汚れて困るものは外しておきます。
壁にペンキを塗る 用意するもの
・ブルーシート(100均)1枚/養生用
・ビッグマウスマスカー300mm×25m太巻き 1個/養生用
・マスキングテープ(100均)1個/養生用
・ゴム手袋(100均)/手の保護
・使い捨てキャップ(100均)/髪の毛の保護
・ペインティングトレー(100均)/ペンキ用
・万能ハケ(100均)/ペンキ用
・はさみ
今回はトイレの奥の壁の一部をペイントということで、養生が大切になってきます。ブルーシート、ビックマウスマスカーは塗りたくない部分を保護。
ゴム手袋や使い捨てキャップは奥まったところを作業するので、ペンキから身を守るために使います。
髪の毛をファンキーな色に染めたいならとめませんけど……(お湯だけで落ちますが、保護しておけばその手間もはぶけます)
服装も汚れてもよい服で行います。乾く前ならお湯だけで落ちますが、乾いてしまうと洗濯しても落ちません。半そで半ズボンで真冬のトイレで作業しても寒くない一条さんのオウチは本当にDIYむきです(DIYすると保証してもらえないけど)
壁にペンキを塗る コンセントカバーを外す
トイレのコンセントはプラグとアースをはずします。緑色のアースはタブを上にあげて、中にあるネジをプラスドライバーでゆるめると外せます(ネジは取り外す必要はありません)
コンセントカバーをはずしたら、矢印の部分のネジをゆるめて取り外します。
コンセントカバーの外し方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
壁にペンキを塗る 養生をする
まずはマスカーを、壁の塗りたい場所と塗りたくない場所の境目に貼り付けます。
マスカーを少し引き出し、マスカー本体の側面を壁にぴたっとつけて、引き出したものを貼りつけるとキレイに貼れました。
下まで貼ったら、しっかり貼り付けてカット。
他の部分も同様に貼り付けていきます。
こういった短い部分は、あらかじめだいたいの大きさにカットして両手で端を持って貼りつけるとキレイに貼れました。
奥まったところも、あらかじめいる分を手前で測って切ってから壁に貼り付けると貼りやすいです。
便器が邪魔すぎるのですが、手をつっこんで貼ってください。
カウンターの裏も忘れずに。ここもいる分だけをカットしてから、両手で両端をそれぞれ持ち、ぴんとマスカーを張ったまま貼るとキレイにはれます。
便器&タンクはブルーシートを奥から手前へ包みこんでマスキングテープでとめておきます。重要なのは便器の後ろ。壁側のほうがすっぽり包まれるようにしっかりブルーシートを巻いてください。
壁とブルーシートを巻いた便器&タンクの裏側。ブルーシートがペンキを塗るときの邪魔にならないようにしっかりピンと張ってマスキングテープでとめておくと作業が楽です。
マスカーを広げます。静電気で何もしなくてもペタッとひっついてくれますが……
作業をするときカラダがあたって取れたところにペンキが……なんてことになるといけないのでマスキングテープで少し端をとめておくと安心です。
マスカーを広げてみて養生が足りないなーというところには、追加でマスカーを貼ったり、新聞紙を置いたりして壁と床を保護します。
最後にマスカーのテープがしっかり壁についているか、もう1度指でなぞって貼り付けてください。
しっかり養生ができたらペンキ塗りにかかります。
壁にペンキを塗る 1回目
缶は開ける前によく振ります。
缶とフタの隙間に平たいもの(スプーンやマイナスドライバーなど)をつっこみ、テコの原理でこじあけます。ぐるっと一周フタのまわりを押し上げると開きます。
缶の4分の1~3分の1ほどペインティングトレーにだしました。今回はトイレの奥まった部分が多い作業なのでローラーが使えなさそう…ということでハケのみで塗っていきます。
ローラーを使うと、ローラーに吸い込ませる分が必要なので、もう少し量はいるかなという印象。
ペンキをそそいだ缶は、垂れたペンキをティッシュなどできちんと拭き取ります(フタも)そしてしっかりフタをしてください。
それでは塗っていきます。はじめはマスカーとの境目をハケでしっかり塗っていきます。
塗り心地はバターミルクペイントを塗ったときにくらべて少し重た目かな??壁紙に塗っている、ハケで塗っているということもあるかもしれませんが、意外にペンキがたくさんいります。
コンセントは銀色の金具にチョットついても良いのでギリギリまで塗ります(でも金具にはペンキがつかないように気はかけてあげてください)
タンクの裏も横から覗き込みつつ、腕を伸ばしてハケで塗っていきます。(なので絶対汚れてもよい服とゴム手袋、頭には使い捨てキャップをかぶっておいたほうがいいです。この作業かなり汚れます)
白いところがなくなれば少々ムラがあってもOK。
2時間ほど乾かします。
今回は2時間したらすぐ2度塗りをする予定だったので、ハケとペインティングトレーはラップを巻いて乾燥をふせぎつつ放置。
翌日とかに2度塗りをする予定のときは、かならずハケとペインティングトレーをしっかり洗ってください(水だけできれいに落ちます)
壁にペンキを塗る 2度塗り
1回目のペンキが乾きました。
今回選んだ『サンシャインアワー』という色がパソコン上でいう『#ffffcc』という色に近くて(#ffffffは白)白が多く含まれている色だからか1度塗りだけでもムラをあまり感じず、これだけでも良さそう……と思ったのですが、いちお2回目を塗ることに。
特になにもなく、ただ重ね塗りするだけ。ただ色ムラがでにくいので『どこが2度塗りしてないところ??』とチョットわかりにくかった…
2度塗りで使ったペンキは1回目で使った分より少な目です。4分の1使わないくらい。これはベニヤにペンキを塗ったときもそうだったので『2度塗りは1回目より少な目にペンキをだす』と思っておいたほうが良いです。
マスカー(養生)をはがす
ハケとペインティングトレーを洗ったら、マスカー(養生)をはがします。
2度塗りのペンキが半乾きのときに養生をはがさないと、ペンキが皮のようにマスカーと一緒に剥がれてしまうためです。
ゆっくり慎重にはがします。マスカーについたペンキが乾いていなかったりするのでゴム手袋があると手が汚れません。
また、はがしたマスカーについたペンキで壁や床を汚さないように気を付けてくださいね。
マスカーがとれました。ブルーシートはペンキが完全に乾くまでこのままで。
壁や床にペンキが飛び散っていないかこのとき確認しておきます。もしついていたら水の激落ちくんを噴きかけて雑巾でこすると取れました。(でも養生はしっかりしておくことをオススメします)
2時間後、ブルーシートを取り除き、コンセントのカバーをつけたら完成です。
トイレの壁にペンキを塗る Before→After
こんなかんじになりました。
壁の一面ではなく、カウンターの下の部分の壁…という一部なのですが、かなりトイレの印象が変わりました。
この写真を撮影したのは夜。照明のせいで黄色味が強くでています。
暖色系のLEDライトの下だと、サンシャインアワーはこんな色…という参考にどうぞ。
コンセントの部分もきれいです。
カウンターの下の金具はマスカーなどせずそのまま塗ったのですが、問題なさそうです。
こちらが昼間の写真。
ちょっと色味が淡く見えます。
写真を撮るのが難しくて、この写真が1番見た目の色に近い感じかなーと思います。
『ペンキ塗りました』みたいなピカピカした印象はなく、最初から黄色い壁紙だったようなマットな仕上がりです。
昼も夜も好みの色になってくれたと思います。
それにしても、ホント照明で色味がかなり違って見えますね。
やはりサンプルを取り寄せて、実際使う部屋の壁にあててみるほうが失敗がないと思います。
壁紙にペンキ Q&A
Q:イマジンウォールペイントの臭いはどう?
A:バターミルクペイントに比べると(私は)臭いがあるかなーと思いました。ただ油性ペンキに比べたら断然臭いは少ないです。
トイレの窓をしめたまま作業ができました。ただ、2時間後2度塗りをするために戻ってきたときはペンキの臭いが充満していたので換気扇をつけて作業しました。
2度塗り後2時間放置して戻ってくるときまで換気扇をつけていたら、臭いは気にならない程度にまでなりました。
Q:ペンキの量はどのくらい必要??
A:今回の範囲で0.5リットル缶の2分の1缶ほど使いました。
我が家の壁紙はけっこうゴツゴツしているので、少し多めに必要だったかも。
カウンターの上は窓もあるので、塗ろうと思えば奥の壁一面塗れたと思います。ただ窓がなければ、すこーしだけペンキが足りなくなるような気がします。
奥の壁の横幅は約77㎝です。
色が薄めなこともあって、『サンシャインアワー』はムラを感じにくい色でした。
Q:今回かかった費用は??
A:ペンキとマスカーで2936円+税。それに送料で500円で合計3670円の支払い。あとは100均でブルーシートを1枚購入。ペインティングトレーやハケも100均ですが、前回使ったものなので、4000円せずにできると思います。
マスカーはホームセンターで3個入りとかでお得なお値段のものがでているので、そっちで買っても良いかもしれません。
Q:ジョイントコークは必要??
A:壁紙がデコボコorストライプ模様にしたいならあったほうが便利。
カウンターの下をのぞいたら、ペンキが剥げてしまっている部分を見つけました。マスカーを剥がすとき乾いたペンキが膜のようになり、ぺりっと壁紙から剥がれてしまうことがあります。
今回は2度塗りのときにここをきちんと濡れていなかったのが原因だと思いますが、ジョイントコークという壁紙用のジョイント剤をペンキを塗る前にマスカーと壁紙の境目に塗り込んでおくとこういったことを避けられます。
今回は壁のコーナーからコーナーまで一面を塗ったのですが、『角から角まで』塗る場合は我が家のように壁紙がボコボコしていてもマスカーを取ったときペンキのラインがガタガタ……というふうにはなりにくいと思います。
ただこれがストライプ模様だったら、ジョイントコークがないとマスキングテープを剥がしたときストライプの線がガタガタになりそうです。
どちらにせよ、きれいに仕上げたい方はお迎えしても損はない商品かなと思います。
以上、トイレの壁紙にペンキを塗るでした。
最後までお読みくださりありがとうございます。